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クイックリリースレバーの発明者はカンパニョーロ

こんにちは、絵楽(えら)です。

題名の通り、クイックリリースレバーの発明者は、かの有名なトゥーリョ・カンパニョーロ。

そもそもクイックリリースレバーとはなんじゃらほいって方に簡単に説明させていただくと、自転車の車輪をワンタッチで外せる機構のことです。

主にスポーツ車=ロードバイクやクロスバイク等に採用されています。

走っていたら振動で緩んでくる可能性があるので、締め具合は”手のひらに跡が残るくらい”…とよく言われます。

曖昧だな?!

女の力では、ちょっと両手使わなきゃきついかも…くらいが目安でした。
男性は気にならない程度でしょうが、自転車いじるのって、案外パワープレイが点在しているのです。

で、じゃあなんで緩んでくるリスクがあるのに、そんな機構発明したんだって話です。

元々、自転車に変速機というものはついていませんでした。

まあ、最初はそうでしょうと予測がつきますよね。

けれど、スピードを出そうと思ったら後輪の歯車=ギアは小さい方がいいし、坂を登りたかったら流石に同じギアではキツすぎて進みません。

どうしていたかというと、車輪の両側にギアをつけていました。

名前を”ダブルコグ”と言います。

変速…ギアチェンジする時に、自転車からわざわざ降りて、車輪を一度外して左右入れ替えて付け直してから、また乗っていたんです。

カンパニョーロがクイックリリースレバーを発明するに至った背景に、レースでの敗北があります。

時期は、11月とかそのくらいだったような…いや、夏って聞いた気もしたけれど…

とにかく、山の上が寒かったんですね。

で、山の上でギアを変えるために、車輪を外して付け替えなければならなかったんです。

ところが、当時車輪を留めるのに使われていたネジを外すのに、手がかじかんでしまって上手く外せなかったそうなのです。

そのネジは、”蝶ネジ”とか”蝶ナット”と呼ばれていたりします。

1分1秒を争うレース中に、手がかじかんで上手くネジを外せないだなんて、大幅なタイムロスもいいとこ。

結果、カンパニョーロはそのレースに敗北してしまったといいます。

カンパニョーロの実家は、蝶番を作る工房だったそうです。

その蝶番の仕組み…カムを利用して考え出したのだとか。

カンパニョーロが敗北してしまった山…というか峠は、”クローチェダウネ”というそう。

発明したクイックリリースに、その名前をつけたとかつけなかったとか…

調べ直しても出てこないので、断言は避けておきます( ̄▽ ̄)

クイックリリースレバーひとつにも、ちゃんと誕生秘話があったんですね。

しかも作ったのがあのカンパニョーロ。

自転車の左側に来るもんだから、カタログの写真には写りもしないけれど。
(自転車は右側が正面で撮られることが多いです。今なら変速機もギアも右側についていますし。)

今は車輪なんてわざわざ外さなくても変速は出来ますが、メンテナンスがしやすいことから採用されていたりしますね。

タイヤとかチューブ変えたり、パンク修理したり。
ブレーキとか、あとフロントフォークの内側は車輪外さないと拭けないし(笑)

でも、簡単に外せることによって車輪盗まれたり、または鍵かけてた車輪以外(車体)を盗まれた事例とか多々あるみたいなので、一長一短ですね(*´-`)

盗むなよ…どういう気持ちで盗むんだよ…理解不能。

カンパニョーロには申し訳ないけど…
簡単に外せるとは言いますが、工具がいらないだけで結構固いので、私は普通に六角のアーレンキーで外したいです(笑)
締め付けトルクも計れるし!

ということで!
これでまたひとつ、自転車に秘められた魔力を感じることが出来ましたね^^

次、クイックリリースを見る時には、ああカンパニョーロ…って思いながら感傷に浸れます( ̄▽ ̄)

自転車記事を書くに至った経緯や思いを知っていただける方は、こちらをご覧いただけると嬉しいです。

書きたいこと色々あるので、どれからどうやって書けばいいのかすんごい迷いながら、ちょっとずつ頑張りますのでよろしくです…

ではまた☆

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